映画『ぶあいそうな手紙』http://www.moviola.jp/buaiso/
※2021年4月・追記
『ぶあいそうな手紙』がDVD化されました。日本語字幕付きです。

『ぶあいそうな手紙』はスペイン語圏のアナキストに興味のある方にオススメの映画。主人公のウルグアイ出身の老人は典型的なリベルタリオ。本がぎっしりと詰まった本棚と机の上のタイプライターは亡命アナキストの必需品だし、蔵書にウクライナ関係の本があるから間違いない。https://t.co/xiu5XTMagv
— ramonbook (@ramonbookprj) August 31, 2020
スペインのアナキズム革命と深い繋がりのあるポルトアレグレの協同組合型プロダクションの制作ということで興味を持った。映画の中でスペイン語とポルトガル語が自然に共存していて、ポルトアレグレだから反新自由主義グローバリゼーション運動の到達点世界社会フォーラム開催が可能だったとわかった。 https://t.co/s33267p6n4
— ramonbook (@ramonbookprj) August 31, 2020
2000年代の反新自由主義グローバリゼーションを代表した知識人はポルトガルのジョゼ・サラマーゴとウルグアイのエドゥアルド・ガレアーノ。当時は社会運動を代表する知識人が作家であることを不思議に思ったけど、文化による社会変革を目指すリベルタリオ運動の続きだと考えるとなんの違和感もない。
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主人公のエルネストは1973年の軍事クーデターで亡命したウルグアイのアナキスト。おそらく隣人のアルゼンチン人も将軍ビデラのクーデターで国を追われた同じ境遇の同志。マリオ・ベネデッティの詩の使い方といい、エルネストの背景を伺わせる細部の設定にすごくこだわってる。 https://t.co/cWG8QxXPEx
— ramonbook (@ramonbookprj) August 31, 2020
スペイン語圏のアナキズムはスペイン、アルゼンチン、ウルグアイなど地域別に分けられる。それは受容のされ方が異なるからで、ウルグアイのアナキズムは欧州の影響が強く、土着化の度合いが比較的薄いとされる。一方、アルゼンチン、チリ、メキシコはそれぞれ独自の発展をして強力な大衆運動になった。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 31, 2020
スペイン語圏のアナキズムはスペイン、アルゼンチン、ウルグアイなど地域別に分けられる。それは受容のされ方が異なるからで、ウルグアイのアナキズムは欧州の影響が強く、土着化の度合いが比較的薄いとされる。一方、アルゼンチン、チリ、メキシコはそれぞれ独自の発展をして強力な大衆運動になった。
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「権力を取らずに世界を変える」というアナキストの戦略は、文化的プロパガンダによって自分たちが多数派になることで覇権を握るというもの。多数派になるためには、ある程度その土地の文化風土に迎合することが必要不可欠となるわけで、左派ポピュリズムの原点がアナキズム運動にあるとされる所以。
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アナキズムにアンダーグラウンドやインディーのイメージが着いたのは20世紀の後半になってから。19世紀からのアナキズム運動は常にメジャーになることを目指し、最も大衆的であろうとした運動だった。だからこそ、スペイン語圏ではアナキズムが大衆文化の基礎となり、今日も一定の影響力を保ってる。
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カトリックを信仰することが共同体の一員として認められる条件だった19世紀のスペインで、教会権力に逆らって共同体から疎外された人々が生き延びるためのシステム構築に用いられたのがアナキズム。異なる思想を持つ人々が共存でき、個人の繋がりに拠らない相互扶助が可能な場を作ることのを目指した。
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おそらく一般のアナキズムのイメージが大きく変わったのが1968年のパリ五月革命。労働者が中心の民衆運動だったイメージから学生(若者は常に社会の少数派)中心の運動というイメージになった。その後、イタリアのアウトノミア運動に引き継がれた労働運動としての歴史の方が圧倒的に長いのだけれども。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 31, 2020