日経クロステックの『トレンド解説 from メガソーラービジネス』でとても興味深いコラム記事があったので、無料で読める?うちに・・・
スケールは真似できなくとも、技術や方法・工夫は見習いたいもの(特に蓄電・送電)
アメリカはもう再エネ推進してないイメージの人も多いと思いますが、これが現実
今後の予測含めて太陽光中心に着々と再エネ推進。中国/インドも新興国は再エネ拡大中なので、日本だけ取り残されないよう注意
今年だけで太陽光43GW増加、新設電源の半分占める https://t.co/MMGgizEMiM @NIKKEIxTECH
— にしだよしぞう|気候変動解決を通して未来志向な社会を共創する (@yoshizo_mih) March 23, 2026
◆今年だけで太陽光43GW増加、新設電源の半分占める【日経クロステック:Junko Movellan 2026年3月23日】
新たに87GWの電源が系統接続
米国では、今後右肩上がりで電力需要が拡大すると予測されている。この電力需要増加の背景には、データセンターの急拡大、電化の進展、新たな産業拠点や製造設備の稼働がある。需要の急増に伴い、天然ガス火力発電の復活や容量拡大に新たな関心が集まる一方、再生可能エネルギー、とりわけ太陽光発電の拡大が勢いを維持している。
米エネルギー情報局(EIA)が今月に公表した2025年12月版「月次発電所在庫」によると、米国の発電および開発事業者は2026年、新たに連系出力87GWもの発電設備(エネルギー貯蔵設備を含む電力系統に接続する電源)を米国のグリッド(電力系統網)に接続し、商業運転を開始する予定だ。
これらの発電設備が計画通りに稼働すれば、過去最大の年間導入量になるという。ちなみに、2025年には53GWの新設電源が電力系統に接続された。
2026年に計画されている新設電源の内訳(容量)は、太陽光発電が50%で最大を占める。次いでエネルギー貯蔵設備が28%、風力が14%となっている(図1)。
〔図1●米国で2026年に稼働予定の新規発電所・設置容量別シェア〕太陽光は43.4GW、前年比60%増へ
太陽光発電の拡大はとりわけ顕著だ。2024年には30.8GW、2025年には27.2GWと、いずれも過去最高水準の規模で導入が進んだが、2026年にはさらに43.4GWの新規導入が計画されている。実現すれば前年から約60%増となる。
計画されている太陽光発電の半分以上は4つの州に集中している。テキサス州が全体の40%を占め、アリゾナ州(6%)、カリフォルニア州(6%)、ミシガン州(5%)が続く。
累積導入量ではカリフォルニア州が依然として最も多くなっているが、テキサス州が急速に追い上げている。米国太陽エネルギー産業協会(SEIA)によると、2025年第3四半期(7〜9月)までの累積導入量はカリフォルニア州が54.3GW、テキサス州が48.3GWとツートップで、3位のフロリダ州(20.4GW)を大きく引き離している。トップのカリフォルニア州とテキサス州の差は約6GWまで縮まっている。
EIA に提出された2026年に運転開始が見込まれる最大の太陽光プロジェクトは、テキサス州の「テワカナ・クリーク1・ソーラー・アンド・エネルギー貯蔵(Tehuacana Creek 1 Solar and BESS)」で、連系出力837MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、連系出力418MWのエネルギー貯蔵設備が併設される予定である。この蓄電池併設案件を含め、2026年にはハーフギガワット(連系出力500MW以上)級のプロジェクトが計8件予定されている(図2)。
〔図2●テキサス州で2026年に稼働予定のパネル出力640MWのメガソーラー〕エネルギー貯蔵設備も急拡大、ガス火力も増設
エネルギー貯蔵設備も拡大が続く。2026年の新設容量は24GWと、過去最高だった2025年の15GWを大きく上回る見込みだ。過去5年間で40GW超が系統に追加されており、エネルギー貯蔵設備は再エネ拡大を支える基盤として存在感を高めている。
2026年の新規エネルギー貯蔵容量の約8割は、テキサス・カリフォルニア・アリゾナの3州に集中する。内訳はテキサス州が53%、カリフォルニア州が14%、アリゾナ州が13%となっている。太陽光発電と同様、新設規模ではテキサス州がトップとなる。
2026年に運転を開始する予定の大規模エネルギー貯蔵プロジェクトは、テキサス州ジャクソン郡で計画されている「ルニス・クリーク・ソーラー・プラス・エネルギー貯蔵(Lunis Creek Solar and BESS)」で、連系出力621MWのメガソーラーに、連系出力621.4MWのエネルギー貯蔵設備が併設される予定である。
「ルニス・クリーク・ソーラー・プラス・エネルギー貯蔵」と「テワカナ・クリーク1・ソーラー・アンド・エネルギー貯蔵」は、ソーラー・プロポーネント(Solar Proponent)社が開発に関わっており、同社は、テキサス州オースティンに本社を構え、テキサス州の独立系統運用機関(ISO)である電気信頼性評議会(ERCOT)内での大規模プロジェクトに特化している。
一方、天然ガス火力も6.3GWが新設される計画で、内訳はガスタービンと蒸気タービンのコンバインドサイクル(複合)方式が3.3GW、ガスタービン単体方式が2.8GWとなっている。2026年に商業運転を開始する予定となっている最大規模の天然ガス火力は、テキサス州の「オレンジ郡アドバンスト・パワーステーション」(1158MW)と、オハイオ州の「トランブル・エナジーセンター」(900MW)で、単体の出力規模では、太陽光発電を上回っている(図3)。
〔図3●テキサス州で開発中の天然ガス火力「オレンジ郡アドバンスト・パワーステーション」〕なお、同資料には2027年以降に接続予定の電源設備も含まれており、2027年の計画容量は84GWと、2026年に迫る水準だ。電源構成では太陽光が53%を占め、再エネ中心の拡大傾向が続く見通しである(図4)。
〔図4●米で稼働予定の新規発電所の電源・年別の導入容量〕



