トランプもネタニヤフも、周囲の悪党たちともども地球上から消えてもらいたい

福音派もシオニズムも(なんならついでに統一協会も)、今すぐこの世から綺麗サッパリ無くなってほしい
『雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)』や『分解』が存在する世界線なら誰かさんの魔法で・・・と現実逃避してしまう今日この頃
米国もイスラエルも狂った人間を国のトップに据えてしまうと国内にとどまらず世界中に“迷惑”を撒き散らしてしまう
形の上では民主主義の政治体制を敷いてる両国で何故こうなった?
遠路はるばるやってきたニンゲンたちが数千年前からいた先住民の人命と土地を奪い尽くした挙句、片やエヴァンジェリカルを後ろ盾に250年ほど前、片やユダヤ教を後ろ盾に80年ほど前、人工的におっ建てた歴史の浅い侵略者たちの国、という共通項があるけれど

こういう大枠の問題以前に、エプスタイン文書とロリペド疑惑だったり積もりに積もった汚職だったりで、ニッチもサッチもいかなくなったのを誤魔化す個人的な動機がどの程度の割合であるのか気にはなる
だからといって他国に侵略戦争を仕掛ける道理など微塵もない
あるわけない
無いったら無い!

イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプとネタニヤフを突き動かす「宗教勢力」の正体【ニューズウィーク日本版:アルモーメン・アブドーラ(東海大学国際学部教授) 2026年4月3日】

<イラン戦争には、宗教対立という側面も存在する>

マルコ・ルビオ米国務長官が、いかにも啓蒙主義的な世俗派政治家といった装いで、イランの「神権政治」を批判していた。イラン指導部は宗教的ビジョンに基づいて地政学的決定を下す「急進的なシーア派聖職者たち」だと断じたのだ。

ピート・ヘグセス国防長官もまた、イランのような「イスラム的妄想」に囚われた過激な体制に、核兵器を持たせるわけにはいかないと公言している。

だが同じ頃、米軍の指揮官たちは、兵士たちにまったく異なるメッセージを投げかけていた。

ある上級将校は、部下の士官たちに対し、この戦争は「神の計画」の一部であると兵士たちに説明するよう促した。自ら士官たちの前に立って、ハルマゲドンの戦いとキリストの差し迫った再臨について述べた聖書の一節を次々と引用したのだ。そして、ドナルド・トランプ米大統領こそ、イランとの戦争の火蓋を切って落とすために選ばれた人物であり、対イラン戦争がハルマゲドン勃発とイエスの再臨へとつながっていくのだと力説した。

同じような光景はイスラエルでも見られた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は対イラン戦争のさなか、トーラー(律法。ユダヤ教で、モーセが神から授かった教えのこと)を引用しながら、イランを古代ユダヤ教の伝承に登場する絶対悪の民族「アマレク人」になぞらえた。

さらに、2月28日の対イラン戦争開戦から僅か数時間後、ネタニヤフは古代ペルシアと現イラン政権を重ね合わせる物語を持ち出した。ユダヤ人の殲滅を企てたペルシア人の敵が、ユダヤ人モルデカイと王妃エステルの活躍によって倒され、ユダヤ民族は救われたという伝承を引き合いに出し、「邪悪なイラン体制」も同様にいずれ倒れると語ったのだ。

込められたメッセージは明白だ。ユダヤ教の物語の中でユダヤ人を滅ぼそうとしたペルシアの指導者のように、いまのイランもイスラエルを破壊し、核兵器を手にしようとしている――。ネタニヤフはそう主張し、あたかもユダヤ人の歴史が繰り返されているかのような宗教的物語を押し出している。

こうした事情を読み解けば、アメリカとイスラエルによる対イラン戦争は、決して「イランを神政(神権政治)から解放する」ことだけを狙ったものではない。むしろ、両国側にも固有の宗教的ビジョンが強く働いており、アメリカとイスラエルの地政学的目標と結びついて戦争を推し進めていることが見えてくる。

福音派の教えを米軍最高レベルにまで

アメリカの多くの福音派キリスト教徒にとって、中東で起きる戦争は、終末論的な世界観の一部に他ならない。彼らが信じる「終末のシナリオ」には、イランとの開戦を彼らなりの解釈で待ち望み、長年にわたり公然と後押ししてきた「約束された戦争」が含まれている。

ピュー研究所が2022年に行った調査によれば、アメリカ人全体の約39%、プロテスタント系福音派では63%が「いまは終末の時代に当たる」と考えているとされる。

その後、終末論的言説がアメリカで急速に高まったことを踏まえると、その割合はさらに上昇しているとみられる。米調査報道メディア「ザ・インターセプト」によれば、少なくとも数十人のアメリカ軍幹部が、今回の対イラン戦争を「キリスト再臨へとつながる道の戦い」とみなしているという。

こうした状況は、福音派を信仰するヘグセスが国防長官を務める米政権下では、決しておかしなことではない。いまや終末論的なキリスト教の世界観は、ペンタゴンのトップの「お墨付き」を得ているように見える。

ヘグセスは、福音派的なキリスト教の教えをアメリカ軍の最高レベルにまで浸透させ、自らの宗教観に沿うよう軍指導部を再編した。さらに、国防総省内で毎月の祈祷会を組織的に行っているに留まらず、ホワイトハウスでは、アメリカは神に命じられてイスラエルを支援しているのだと説く牧師が主導する毎週行われている聖書勉強会に顔を出している。

聖書の物語の英雄にトランプをなぞらえる

ホワイトハウスもまた、その宗教的空気と無縁ではない。ホワイトハウスは、大統領執務室「オーバル・オフィス」で、複数の福音派牧師たちがトランプの肩に手を置き、戦争での勝利を祈る映像が公開した。

このような状況下で、軍内部の宗教の自由を監視する非営利団体「軍宗教自由財団」には、アメリカ各地の基地から200件を超える通報が寄せられたという。そのうち110件は、軍人たちが、自分たちの上官が極端な宗教的レトリックを用いて対イラン戦争を正当化していると訴えたものであった。

米メディアも、福音派の有力者たちが先を争うように、「対イラン戦争はキリスト再臨を予告し、終末預言を成就させる聖なる使命だ」と訴え始めた。右派メディアはトランプの決断を称賛。トランプを古代ペルシアのキュロス大王やローマ皇帝コンスタンティヌスになぞらえ、今度の戦争はハルマゲドンの戦いの前兆であり、トランプは決定的な歴史の転換点で神に遣わされたのだと語る。

たとえば、これまで7回ものトランプへの単独インタビューを行ってきた番組「フラッシュポイント」の司会者ジーン・ベイリーや、トランプのリーダーシップを「神の計画」の一部とみなすキリスト教ナショナリズム(アメリカがキリスト教国家として建国され、キリスト教的価値観がその文化や政府の基盤であるべきだと主張するイデオロギー)の論客ランス・ウォールナウは、トランプを「ユダヤ人をバビロン捕囚から解放したキュロス大王」に例える。右派牧師アンドリュー・セドラに至っては、トランプをキュロスとコンスタンティヌスを合わせた存在だと位置づけ、「トランプは『蛇の頭』、すなわちイスラムを標的としており、堕落した邪悪な文明に神の裁きを下すために遣わされた」とまで語る。

トランプ支持で知られる牧師グレッグ・ローリーは、今回の戦争を「ハルマゲドン勃発とキリスト再臨が近いことの証だ」と述べた。福音派の女性説教者ジュリー・グリーンも、イランで起きていることは「主の預言の成就」であり、「神が世界を支配し、神の御心は必ず成就する。あらゆる悪しき指導者を地位から引きずり下ろしてくださると知ることで、喜びと安らぎ、平安を与えてくれる」と語っている。

「クリスチャンズ・ユナイテッド・フォー・イスラエル(イスラエルのために団結するキリスト者たち)」の創設者であり、長年イランへの軍事攻撃を公然と求めてきた著名牧師ジョン・ヘイギーも、トランプに深い感謝を表明した。

「トランプ大統領は、その英知と勇気によってシオンの敵を粉砕してくれた……私たちは今、イスラエルの敵に対する神の激しい憤りを語るエゼキエルの預言の言葉を、喜びをもって味わっている」

トランプは選挙戦の頃から宗教をフル活用

上述のような光景は、この数年、アメリカとイスラエルの政治の世界で宗教的言説がどれほど浸食力を強めてきたかを抜きにしては理解できない。いまや右派宗教勢力の終末論的ビジョンは、両国の政治を突き動かす強力な原動力となっている。

右派の信者層の間では、政治指導者たちが単なる政治家ではなく、「神の計画を遂行する兵士」「預言者的人物」として神話的なオーラをまとわされることが当たり前になった。政治家たち自身もそれを十分承知の上で、終末や救世主の到来を語る宗教的物語を巧みに利用し、自らを「神が選んだ戦士」として位置づけるような言説を強化している。

トランプに関していえば、2024年の選挙戦からすでに、彼を支持する広範な福音派インフルエンサーの間で、宗教的レトリックは強力な武器として用いられてきた。

民主党候補のカマラ・ハリスは、旧約聖書に登場し預言者エリヤ(イリヤス)を迫害した悪名高い王妃イゼベルになぞらえられていた。福音派の著名牧師マーク・ドリスコル(アリゾナ州の福音派教会牧師)らは、「信仰あるキリスト者はイゼベル(ハリス)が権力を握るのを阻まねばならない」と訴えた。一方のトランプは、信仰心が篤いとは言い難いものの、神が信徒を守るために用いる旧約の王たちになぞらえられた。

トランプ自身もこの言説を巧みに利用し、「アメリカにおけるキリスト教の守護者」「神の言葉のために戦う戦士」として自らを売り込んだ。結果、白人福音派有権者の約8割、さらには白人プロテスタントおよびカトリック有権者からも大きな支持を獲得し、2度目の大統領当選への道を切り開いた。その道程は、旧約の王たちと自らを重ね合わせる宗教的物語によって、周到に舗装されていたのだ。

トランプ再選は「神から与えられた委任」

多くの福音派信者にとって、トランプ再選は単なる「民意の付託」にとどまらず、「神から与えられた委任」でもあった。ジョージア州のある都市の「第一バプテスト教会」に通うアンジェラ・ペインらは、トランプの返り咲きを「神の意思の具現化」だと受け止めている。多くのキリスト教徒が長年語ってきた、トランプが再び戻り、キリスト教を守り、キリストの敵と戦い、終末の神の計画の中で「神の兵士」となるという預言が現実になると確信しているのだ。

2024年7月に起きたトランプ暗殺未遂事件は、トランプを支持者たちの目に「神の戦士」として刻み込む決定的な転機となった。トランプは2期目の就任式で、「自分は神に救われた男であり、アメリカを再び偉大にするために残された存在だ」と自ら語った。

著名な福音派インフルエンサーのラルフ・リードは、「2度の暗殺未遂からの生還には神の摂理を見ずにはいられない」と述べた。トランプ自身も、「神の存在に疑いを持つ者がいるなら、あの暗殺未遂こそ神の存在が証明された出来事だ」と語っている。中には、銃撃が起きた時刻である午後6時11分を、新約聖書『エフェソの信徒への手紙』6章11節の「神の武具を身にまとえ」という一節と結びつけて解釈する支持者まで現れた。

要するに、トランプ支持層の大きな一角は、終末の徴に並々ならぬ関心を寄せており、イスラエル支援に積極的なトランプの行動を「キリスト再臨への準備」として高く評価している。

彼らにとってトランプは、普通の政治指導者ではない。神の御心を実行に移す器なのであり、この種の宗教的な結びつきが、トランプの政策判断を左右する主な要因の一つとなっている。トランプ自身もまた、「旧約の王たち」に似た「神の戦士」として支持者の期待に応えようとする。

イスラエルでも同様の動きが

一方のイスラエルでは、「トファン・アルアクサ(アルアクサ洪水)」作戦と、それに続くイスラエル軍によるガザ地区への壊滅的な戦争の勃発以降、終末や救世主の到来をめぐる右翼的宗教言説が一気に高まった。

イスラエルのジャーナリストで元国会議員のイノン・マガルは、「メシアの到来に先立ち、その役割を果たし得るのはネタニヤフだけだ」とまで語り、現在の戦争がすべてメシア到来に備えるための戦いなのだと主張している。イスラエルの右派ラビたちは、「これほどまでに明らかな神の摂理を、ネタニヤフを取り巻く状況の中に見て取れないのは、もはや盲目である」と繰り返し説教している。

イスラエルの日刊紙『ハアレツ』によると、イスラエルの強硬な宗教ナショナリスト(国家のアイデンティティを宗教的信念と結びつける思想を持つ者)的指導者たちは、ガザやイランとの戦争を「救世主の到来と救済を早める神の介入」とみなしている。

宗教ナショナリスト系のラビたちは、ネタニヤフを「神が自らの計画の遂行を急がせるために遣わした使徒」のような存在とみなしている。極右政党「ノアム」に所属するラビ、ドロール・アリエのように、「ネタニヤフは選挙で選ばれたのではなく、国民の中に眠る”獅子”を呼び覚まし、その魂を強くするために神が選んだ指導者だ」と語る者まで現れている。同紙は、終末と救世主到来を前倒ししようとするこうした宗教的思考が、いまやイスラエルの右派政治の周縁からリクード党政権の中枢へと移動し、かつてないほどの影響力を持つようになったと指摘する。

イスラエル軍内でも宗教関係の動きが

イスラエル軍内の動きも見逃せない。

仏紙『ル・モンド』の調査報道によれば、厳格な超正統派ユダヤ教徒ハレーディームの影響力が軍内部で急速に拡大しているという。彼らは「トーラー(ユダヤ教の律法)をイスラエル全土に適用すべきだ」と主張し、その「イスラエルの地」にはパレスチナ地域だけでなく、シナイ半島やヨルダンの一部も含まれると見る。

現在、この一派はイスラエル政府の意思決定にかつてないほどの影響力を持ち、一部の支持者たちは、ネタニヤフを「時代を転換するために神が用いている『待望のメシア』」に据え始めている。

こうした宗教に染まった政治環境の中で、トランプとネタニヤフにとって「自己の栄光」を追い求めることは、きわめて重要な動機となっている。両者の最も熱心な支持基盤の一部は、彼らを「預言者」や「神の兵士」と祭り上げている。その期待に応える形で、二人がとるあらゆる行動は「救済」や「メシア到来」の物語と結びついて理解されるようになっている。

ネタニヤフは、2023年10月7日の「トファン・アルアクサ」作戦以降、ガタガタになった自らのイメージを、対イラン戦争の成功によって立て直すことを狙っている。イランは、多くのイスラエル人にとって、1979年のイスラム革命以来、最大かつ最も危険な脅威だ。ネタニヤフは「イランからの脅威を抑止し得る唯一の指導者」であるという物語を改めて売り込もうとしているのだ。

トランプにとっても、対イラン戦争は自身に近い側近グループを満足させるだけでなく、長年「終末の戦争」を待ち望んできた福音派支持層の渇望を満たすものである。同時に、自らの名を歴史に刻み込みたいと考えている。米誌「アトランティック」によると、トランプには世界を「作り替える」ことへの強い個人的欲求がある。自分こそが「かつての大統領たちが口にするだけで、実行に踏み切れなかったことを成し遂げる勇気を持つ最初の大統領だ」とみなしているのだ。

冷戦でソ連に勝利したロナルド・レーガン、中国との国交正常化を実現したリチャード・ニクソン、エジプトとイスラエルの平和条約(キャンプ・デービッド合意)をまとめ上げたジミー・カーター……。イランをはじめ、長年アメリカに敵対してきた体制を変革し、彼らをも凌ぐ「偉大な遺産」を残したいという野心こそが、トランプにとっての宗教的動機と並ぶ重要な推進力になっているのである。